インプラントについての説明や治療の流れを説明し、患者様のインプラント治療に対する理解を深めて頂きます。検査については、全体の咬み合わせをみるために歯形をとり、模型を作ります。
その上で、咬み合わせのチェックをします。また診断用のCT撮影を行ないます。
何故、CTを撮るのでしょうか?
歯茎の奥は見る事が出来ない部分です。神経・血管・骨の状態はレントゲンでは立体的に知る事が出来ません。
CTではインプラントに必要な情報がわかるようになり手術の性能が格段にアップします。
同じように成功したように見えてもリスク・仕上がり共に差が出てきます。
初診での検査資料を元に診断し、より詳しい治療計画のご説明をします。
必要に応じて、最終的な被せ物を作った模型を用いて治療計画の説明をします。
インフォームドコンセント(十分な説明と理解)が十分に行われてから治療を開始します。
他の歯に虫歯があったり、歯周病にかかっていると、すぐにはインプラント治療はできません。
インプラント治療の前に周囲の歯の虫歯治療や歯周病(歯槽膿漏)の治療を行います。
また、骨量が不足している方には骨の再生治療を行います。
インプラントはチタン製のためもちろん虫歯にはなりませんが、歯周病になった場合インプラントの周囲の骨がなくなります。それによってインプラントが動揺したり、脱落します。そのようなことを防ぐ為に、歯周病の治療をまず行います。インプラント埋入後、10年での成功率は、正常な場合90%以上、歯周病患者の場合では80%であるとの報告があります。
局所麻酔ににより、痛みを感じずにインプラント(人工歯根)埋入を行うことが出来ます
埋入する本数により手術時間は変わってきますが、1本であれば概ね2時間程度で手術は終了します。
どうしても恐怖心がある方には、静脈鎮静法により眠ったままの状態で治療を受けて頂けます。
通常、3ヶ月~半年程度、1次オペのインプラントがあごの骨にしっかりと癒着するのを待った後、噛みあわせのチェックを行い、人工の歯を取り付ける手術を行います。
3ヶ月に1回のペースでメンテナンスを行います。
専門的な予防処置と検査を行います。
これはインプラントの部分だけでなく、他の歯についても行います。
インプラントは、チタン製でとても丈夫ですので、問題なければ半永久的に機能します。
しかし、ただ入れただけでは普通の歯と同様に長持ちはしません。
インプラントの周りに汚れが溜まった状態でいると、歯周病のような状態になり、インプラントの周りの骨がやせてしまってグラグラ動いてきます。
そうなるとせっかく入れたインプラントを抜く事になります。
このようにならないためには、家での正しいブラッシングケアと、定期検診によるチェックが必要です。
定期検診では、インプラントの状態・歯肉の状態・かみ合わせのチェックなどを行い、更に歯科衛生士が歯のお手入れを行います。
次のようなケースではインプラントが出来ない場合がございます。詳しくは当院までお問い合わせ下さい。
・重度の歯周病の場合
・歯が抜けてそのままにしていた期間が長い場合
・噛み合わせに問題がある場合
・全身的な疾患があり、手術が出来ない場合
・治療後の定期的なメインテナンスが出来ない人の場合
・喫煙者
・若年者(18歳以下)
※骨の量が少なくインプラントが打てない場合には、骨移植などを行なえばインプラントが打てるようになる可能性もあります。
医療費控除とは、1年間にかかった医療費が10万円を超えた場合(年収によっては10万円以下でも対象になります。)、その医療費が税金の還付対象になる制度のことです。
本人の医療費のほか家計を共にする配偶者や親族の医療費も対象となります。
共働きの夫婦で妻が扶養家族から外れていても、妻の医療費を夫の医療費と合算できます。
医療費の領収書等を確定申告書に添付するので、領収書などは大切に保管しておいてください。
当院を受診された方で、詳しくお知りになりたい方は受付にてお問い合わせ願います。